含鉄泉はその名の通り鉄分を含む温泉です。
源泉は無色透明なのですが、浴槽では鉄分が酸化し茶褐色になっている「にごり湯」が多いです。
そのため、「赤湯」と呼ばれて親しまれています。
ただし、茶褐色の温泉がすべて含鉄泉というわけではありません。
塩化物泉などに微量な鉄分を含んでいても鉄分の酸化が促進されるため、やはり茶褐色になり、これも「赤湯」として親しまれているものがあります。
塩類系の温泉には含鉄泉以外にも茶褐色のものが見られますので、泉質は温泉分析書を見て確かめるのが正しいです。
含鉄泉は体がよく温まりますので冷え性に効きます。
また、月経障害や飲泉により貧血に効きます。