海水の成分に似た食塩を含み、塩辛く無色透明のお湯。
以前は塩化物泉が日本で一番多い泉質だったのですが、掘削技術の進んだ現在は次々と温泉が誕生し、今では、単純温泉が一番多い泉質となっています。
塩化物泉は高齢者向きでよくあたたまります。
入浴することにより、皮膚に塩分が付着し、汗の蒸発を防ぐため、保温効果がよく、湯冷めしにくい事から「熱の湯」といわれるのです。
神経痛、関節性リウマチ、冷え症等の症状に効果があります。
また、飲用することにより、胃腸の消化液分泌及び運動を促進し、胃腸病や慢性便秘にも効果があります。
ただし、食塩制限のある疾患、高血圧、心臓病、腎臓病、浮腫(ふしゅ)のある時等は控えた方が良いとされています。